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運動器カテーテル治療の効果が乏しい病態

[2024.02.01]

こんにちは。

当院では先日からラグビーリーグワンを院内で放映しています。

本当は診療の紹介動画を流す予定でしたが、

少しでもラグビーの試合に興味を持ってもらおうと、勝手に私の趣味を押し付けてます。笑

 

でも、早速患者さんから「私、某高校でラグビーやってました!」などお言葉を頂き、診療そっちのけで話しこんだり

することもあります。当院は待ち時間は少ないと思いますが、よければご覧くださいませ♪

 

 

さて今日は運動器カテーテル治療の効果が乏しい病態について解説していきます。

当院では動注治療、運動器カテーテル治療という最新治療を提供していますが、新しい治療であるが故にまだまだ

わからない事も多いです。

 

もちろん全ての患者さんに効果を発揮できるという訳ではなく、症例によっては手術が望ましい場合があり、

治療を回避することもあります。例えば当院でも多くの患者さんがお越しになる変形性膝関節症では、効果の乏し

い所見が海外から報告されています。

 

 

英語のスライドで恐縮ですが、左から

①重度の軟骨菲薄化、半月板挫滅

②20mm以上の骨髄浮腫

③中等度以上の関節液貯留症例

 

これらの所見があると、治療の効果が乏しいという報告です。

 

個人的にもこの報告には概ねagreeで、特に②はかなり相関があると思っています。②の所見を確認するにはMRI

という検査が必要ですので、すでに撮影済みの方はDiscをご持参、もしくは当院で一度ご相談くださいませ。

 

引用はこちら

  1. van Zadelhoff TA et al. Association between Baseline Osteoarthritic Features on MR Imaging and Clinical Outcome after Genicular Artery Embolization for Knee Osteoarthritis. J Vasc Interv Radiol. 2021;32:497–503.
  2. Choi JW et al. The Value of Preprocedural MR Imaging in Genicular Artery Embolization for Patients with Osteoarthritic Knee Pain. J Vasc Interv Radiol 2020;31:2043–50.

 

 

先日はラグビー大学選手権決勝でした。

スクラム周りの反則が多かったが、順当に帝京大学が優勝した。

その試合のTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)の担当レフリーが高校の時の監督の谷口浩司先生が務め

ていらっしゃった。全国決勝のTMOを担当する素晴らしい方からラグビーの指導を受けたことを誇りを思

う。(と同時に、当時の怖い記憶が蘇ってなぜか背筋を伸ばしてしばらくテレビ鑑賞。。)

 

今年は帝京大学一強の印象であったが、来年は天理、京産大などの関西に若くていい選手が

多く、どこが優勝してもおかしくない戦国時代に突入。ラグビーファンとしては、より楽しみな一年になりそうだ。

 

 

それではまた次回。

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