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動注治療

ヘバーデン結節やCM関節症、足底腱膜炎、テニス肘などでお困りの方に。

当院では動注治療という新しい治療を行なっています。

部位によっては運動器カテーテル治療と同等の効果が期待でき、

治療時間も短く施行できます。

お気軽にご相談ください。

 

動注治療とは

動注治療とは射の略で、動脈に直接薬液を入れる治療になります。へバーデン結節などの変形性疾患や、足底腱膜炎などの腱炎付着部炎では、慢性炎症に伴う病的新生血管(モヤモヤ血管)がある事が知られています。動注治療はこの異常血管だけをフタ(塞栓)し、炎症を改善し痛みを緩和する方法です。

動注治療のメリット

慢性炎症に伴う治療としては保険診療ではステロイドの注射などがありますが、ステロイド注射は腱や靭帯を萎縮させる副作用があり、複数回投与することで腱がダメージを追うことがあります。動注治療では腱などの組織にダメージを与えることなく、炎症・痛みを改善させることが可能です。

 

対象疾患

テニス肘・上腕骨外側上顆炎(肘の痛み)

ゴルフ肘・上腕骨内側上顆炎(肘の痛み)

へバーデン結節(指の痛み)

CM関節症(手の痛み)

ばね指・腱鞘炎(指の痛み)

足底腱膜炎(足の裏の痛み)

有痛性外脛骨(足の痛み)

アキレス腱炎(足の痛み)

モートン病(足の痛み)

 

動注治療の流れ

局所麻酔を行った後、細い針(サーフロー)を超音波ガイドにターゲットの血管に挿入します。超音波検査で血管内にある事を確認し、薬液を入れていきます。トータル5-10分程度の治療になります。動注治療は初診時に治療を実施する事もできます。

 

ヘバーデン結節に対する動注動画はこちら(*血液が苦手な方は閲覧をご遠慮ください)

足底腱膜炎に対する動注動画はこちら(*血液が苦手な方は閲覧をご遠慮ください)

 

 

動注治療の効果

ヘバーデン結節や足底腱膜炎では治療前の痛みと比較し、痛みが半分以下になったと答えた方が約70%です。半分以下とはならないまでも何らかの効果を実感される方は90%以上です。治療効果は、治療後すぐではなく、治療の1-2週間後から現れている方が多いです。また経過によって2回ほど治療を受けて頂く場合もあります。上腕骨外側上顆炎については運動器カテーテル治療の時と同様の薬剤を使用しており、治療効果も同等とされています。ステロイド注射と異なり、何度も治療できる事もメリットの一つです。

 

副作用

内出血、薬剤アレルギー(程度は局所的な場合が多いです)

 

費用

健康保険は適用されず、自費診療となります。

詳細は費用のページをご参照ください

 

運動器カテーテル治療と動注治療との違い

モヤモヤ血管(慢性炎症に伴う病的新生血管)に対する治療として運動器カテーテル治療と動注治療があります。それぞれ一長一短ありますが、例えば足底腱膜炎に対する動注治療を例として説明します。足底腱膜炎では後脛骨動脈の治療を行いますが、運動器カテーテル治療であればより末梢の細い分枝までカテーテルを持っていき、より選択的に薬剤を投与することが行うことができます。一方、動注治療では後脛骨動脈の本幹から薬剤を投与するため、投与しなくてもいい領域まで薬剤が流れてしまいます。詳細は診察時説明させて頂きますが、下記の図もご覧頂ければと思います。

 

この治療はオクノクリニックの奥野先生によって2014年に開発されたものです。
当院はオクノクリニックとライセンス契約を結び動注治療を行なっております。

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