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モートン病

モートン病とは

モートン病は偽神経腫を伴う足の間の神経障害とされています。中年以降女性に大く発生するとされ、発生部位は第3、4足指の間にできる事が多いです。モートン病では指の先に向かう神経周囲が腫れて、これにより足の指の付け根から足先にかけて鋭い痛みが出ることが特徴です。つま先の幅が狭い靴(ハイヒールなど)をはくと痛みが増悪することが多く、靴を変えることで痛みが改善する人もいます。

 

モートン病の原因とは

・ハイヒールなど幅の狭いくつ

・外反母趾

・過去の足のケガ

・関節リウマチ

・扁平足

・ガングリオン

これらの原因が挙げられています。

 

モートン病の診断とは

身体所見と超音波検査から診断します。圧痛の部位やつま先立ちで疼痛が誘発されるか確認します。mulder's testといい、図のように足を横から抑え超音波プローベで圧迫する事で痛みが増悪するか確認します(1)。超音波検査で圧痛部位に神経腫があるか確認し、場合によっては造影MRIで腫瘍の存在を確認する場合もあります。

(1) Torriani M et al.  Technical innovation. Dynamic sonography of the forefoot: The sonographic Mulder  sign. AJR Am J Roentgenol. United States; 2003;180:1121–3.

 

モートン病の治療

まずは安静、消炎鎮痛薬や湿布などの貼付薬にて経過観察します。その上で簡単な装具(インソール)を使用する事もあります。改善が乏しい場合はステロイド注射や動注治療などで神経周囲の炎症を抑え痛みを改善させる場合もあります。

動注治療の詳細はこちら

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