ラグビーW杯
私は今ラグビーワールドカップに熱狂中だ。
日本は残念ながら負けてしまったが、今もまだアツい試合が続いている。
特に準々決勝の
アイルランド vs ニュージーランド
フランス vs 南アフリカ
は個人的に生涯ベスト3に入る試合になった。
(ちなみにもうひとつは早稲田大学がトヨタ自動車を破った試合(2006年))
この2試合はまさにどこに転がるかわからない楕円球のように、ノーサイドのホイッスルが鳴るまで、
息をつく間もない試合展開であった。こんなハイレベルの試合が見れていちラグビーファンとしては
嬉しい限りであるが、今後日本が本気になったティア1に勝利するには、どうすればいいのだろう。
個人的には少なくとも2つあり、
①個人の選手が海外クラブに所属しレベルアップする
②興行として成功:選手、運営側がお金を稼げるようにする
①は異論ないだろうが、②についてはその競技が強くなるには、綺麗事ではなくお金が必要だ。ハイレ
ベルな選手やヘッドコーチの招聘、強豪国とのテストマッチ、代表施設への設備投資など
かつてラグビー日本代表の強化合宿時の日当が「2000円」という報道があった。今は多少改善された
ようだが、これでは能力がある選手が家族や生活のためにと日本代表を辞退するケースが出ても不思議
ではない。
今、ラグビーという競技は過渡期を迎えていると思う。
日本の少子化が急速に加速している中で、1チーム最低15人を集めなければならず、さらに「痛そう」
などネガティブなイメージもあり、他のスポーツと比較し「地の利」は悪いといえる。
今後、あらゆるスポーツが子供達の取り合いになる。ラグビーによって成長できた
と思っている小生としては他の競技に負けないよう是非頑張って欲しいと思う。
最近ニュースを見ても日本は暗い話題ばかりだ。未来を案じている人も多いと思う。
スポーツにはそんなネガティブな雰囲気を吹き飛ばすパワーがある。
子供達やアスリート、あらゆるスポーツをしている年代の人が
ケガで諦めたり、やめなくてもいいように微力ながら診療を続けていきたいと思った今日この頃であっ
た。
次回は医者が問診時に何を考えながら質問しているか、というテーマで書いてみようと思います。
それではまた。