切らないばね指手術(超音波ガイド下腱鞘切開術)
当院では、ばね指の治療に対して最新の切らない手術法を行っています。
治療時間は5分程度で、手術と同様に腱鞘を切開します。
お気軽にご相談ください。
切らないばね指手術(超音波ガイド下腱鞘切開術)とは
ばね指の手術では、腱鞘を切開して腱の通り道を広げる手術です。これにより腱がスムーズに動き、症状の改善が期待できます。手術の方法としては、主に腱鞘切開術が行われますが、一般的に切開するためキズが一部残ることがあるのと、1週間程度は水仕事を避ける必要があり、なかなか手術を受けれない方がいらっしゃいます。そのため当院では、できるだけ小さなキズで負担の少ない治療として、超音波ガイド下に切らない治療を実施する運びと致しました。超音波ガイド下に腱鞘を切開する方法で、1-2mm程度の針穴で治療を治療を行う事が可能です。
ばね指についての詳細はこちら
切らない治療で用いる手術器具
切らないばね指手術(超音波ガイド下腱鞘切開術)のメリット
・メスを使わない、切らない治療のため、キズが小さい(図1)
・手術翌日から水仕事が可能
・超音波診断で下図のように切開できたか確認が可能(図2)
図① 治療後翌日の写真
図②
切らないばね指手術(超音波ガイド下腱鞘切開術)のデメリット
・稀に不完全な腱鞘切開により手術治療になる場合がある
・神経損傷のリスクがあるため、対応できない指=母指 がある
副作用
内出血、薬剤アレルギー(程度は局所的な場合が多いです)
費用
保険診療になります。3割負担の方で7000円程度です。