難治性痛風症
繰り返す痛風
しっかり薬は飲んでいるのに足が痛くなる。。
難治性の痛風に対する新しい治療があります。是非一度ご相談ください
痛風とは?
痛風は、尿酸が体内に蓄積し、関節に結晶化することで激しい痛みを引き起こす疾患です。特に足の親指の付け根に痛みが生じることが多く、「風が吹くだけでも痛い」と表現されるほどの強い痛みを伴います。
痛風の原因
痛風の主な原因は、血液中の尿酸値が高くなる「高尿酸血症」です。尿酸値が高くなる要因には以下のようなものがあります。
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プリン体の多い食事(アルコール、肉類、魚介類など)
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腎臓の機能低下(尿酸の排泄がうまくいかない)
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肥満(内臓脂肪が尿酸の排泄を妨げる)
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遺伝的要因(家族に痛風患者がいると発症リスクが高まる)
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ストレスや生活習慣(運動不足、水分不足など)
痛風の治療法
痛風の治療には、発作を抑える治療と尿酸値を管理する治療の2種類があります。
1. 痛風発作の治療
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痛みを和らげる薬(非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉やステロイド)
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安静と患部の冷却(氷や冷湿布を使用)
2. 尿酸値を下げる治療
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尿酸排泄を促す薬(プロベネシドなど)
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尿酸生成を抑える薬(アロプリノール、フェブキソスタットなど)
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生活習慣の改善(食事の見直し、水分摂取、適度な運動)
痛風発作中に新たに尿酸降下薬を開始すると、かえって発作を悪化させる可能性があるので、注意が必要です。
難治性痛風の最新治療
動注治療・運動器カテーテル治療
慢性痛風を含む疼痛疾患では慢性炎症に伴う病的新生血管(モヤモヤ血管)ができている事が多いです。動注治療はこの異常血管だけをフタ(塞栓)し、炎症を改善し痛みを緩和する方法です。基本的には1回での治療となり、一回の治療で強力に炎症を抑えることができます。
痛風の予防方法
痛風を防ぐには、日常生活での注意が重要です。
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バランスの良い食事を心がける(プリン体の少ない食品を選ぶ)
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水分をしっかり摂る(1日2L以上を目安に)
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アルコールを控える(特にビールや日本酒は尿酸を増やす)
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適度な運動を続ける(肥満防止と血流改善)
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定期的な健康診断を受ける(尿酸値のチェック)