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変形性股関節症(股関節の痛み)

長引く股関節の痛みにお困りではありませんか?

長く歩くと股関節が痛い。
リハビリをしているが、あまり効果がない
そのような経験はありませんか?
股関節の治療にも新しい治療選択肢があります
是非一度ご相談ください。

 

変形性股関節症とは

変形性膝関節症とは、股関節内の軟骨がすり減り、露出した軟骨の下の骨(軟骨下骨)が衝突し、痛みや変形を生じる病気です。変形性股関節症は、女性が男性の約2-3倍多く、特に60歳以上、太った方や高負荷の運動を繰り返す方に多いとされています。女性に多い原因としては女性の方が男性よりも骨密度が低く、女性ホルモンが関与していると考えられています。

日本整形外科学会 変形性股関節症パンフレットより転載

 

変形性股関節症の原因

加齢による関節軟骨のすり減りや筋力低下、女性、肥満、骨粗鬆症、先天性また小児期の股関節疾患などが挙げられます。女性ホルモンは腱や関節を柔軟に保つという作用を持っているため、減少することは関節の炎症を起こしやすくなる原因になります。また先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全などの先天的・小児期の既往歴がある方もなりやすい傾向があります。

 

変形性膝関節症の治療

初期であれば消炎鎮痛薬や湿布などの貼付薬の投与を行い、体重の管理を行い、理学療法は初期から併用していきます。また鎮痛薬や場合によってはステロイドの関節腔内注射をする場合もありますが、副作用の観点から頻回投与はできません。変形が強く進行した高度の変形の場合は、年齢や基礎疾患にもよりますが手術を検討する事が多いです。

 

 

以下に変形性股関節症の新しい治療について説明します。

 

運動器カテーテル治療

変形性股関節症のように慢性炎症に伴う痛みの場合、病的新生血管(モヤモヤ血管)が超音波検査などで確認できる事が多いです(図左)。運動器カテーテル治療はこの異常血管だけをフタ(塞栓)し、炎症を改善し痛みを緩和する方法です。基本的には1回で完結する治療法となります。

運動器カテーテル治療の詳細はこちら

 

切らない関節注射(自費診療)

切らない関節注射は、患者様の自己組織を疼痛部位に直接注射する治療法です。自己組織(血小板)には主に「血液を固めるはたらき」と「組織の修復を促す成長因子を出すはたらき」があり、後者の能力を使って、自分自身がもともと持っている修復力を引き出すことができる治療法です。

切らない関節注射の詳細はこちら

 

治療は症状などと合わせて適切な治療を選択していきます。

(文責:医師・医学博士 藤原圭史)

 

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